毒キノコで7人食中毒 山形県
山形県は4日、山形市などに住む30~70代の7人が毒キノコを食べて食中毒になったと発表した。このうち2人が同市の医療機関を受診したが、回復している。県内でのキノコによる食中毒の発生は、今シーズン初めて。
県食品安全衛生課によると、登山グループの12人が3日午前、同市の山中でキノコを採り、翌4日朝、みそ汁にして全員で食べた。約1時間半後、7人に吐き気や嘔吐(おうと)、下痢の症状が出た。症状のひどかった天童市の30代男性と山形市の60代女性の2人が医療機関を受診。県村山保健所が残ったキノコを鑑定した結果、毒キノコのツキヨタケと分かった。
ツキヨタケは食用のムキタケ、シイタケ、ヒラタケなどと形がよく似ており、同じ場所に生えていることもある。
(山形新聞)