この夏も残念ながら水辺の事故が続いています。

残念ながら今年も連日のように川の事故、海の事故のニュースが取り上げられています。

自然体験活動の安全管理研修では、「コピペ事故(同じ場所で事故が繰り返されているということ)」という言葉が使われるようになりました。
河川財団のサイトに「全国の水難事故マップ(川・湖沼など)があります。
川や湖沼等で水遊び、釣り、遊泳、レジャー、散策、通行中など、様々な状況で発生した水難事故のうち、新聞記事やWEBニュース情報から把握された事故を20年以上プロットした情報が見られます。
まとまった情報を見てみると「流れが速い」など明らかに危険な場所ばかりではなく、子どもたちが水遊びをするような「流れが穏やかな場所」にも事故が多いということがわかります。橋げたなど人工物の周りでの事故も多いようです。
川は雨による水量の変化の影響により常に表情を変えるものです。海でも遠浅の砂地から急激な深みに足をとられることがあると思いますが、川でも浅いと思って歩いていたら、急に深くなり足元は砂州で崩れやすく水の流れがあって深みに沈んでしまうというようなことがあります。

〇水辺に出かける心がけとして以下の点に気をつけてください。

・事前に天気予報を確認する。
・立入禁止の場所には近づかない。
・こどもだけで川や海に行かない。
・水辺に行くときは体に合ったライフジャケットを身につける。
・子どもから目を離さない。川遊びをする時は、大人は下流側で全体を見渡す。
・ものを流されても追いかけない。ものを流されてしまっても子どもを叱らない。
※流されたサンダルや小物を追いかけて、深みにはまる事故も多い。
・お酒を飲んだら海や川に入らない。
・自然の力の前では、ライフジャケットも100%ではないことを知る。
※川には複雑な流れがあり、水面より水中の方が強い部分がある。ライフジャケットを着ているからといって、決して自然を甘く見てはいけません。

〇ライフジャケットは、正しく身につけないと機能を発揮できません。

「正しいライフジャケットの身につけ方」
・チャックやベルト、ひもなどで体に密着できるものを選ぶ。
・子ども用は「股下ベルト」がついているものを選ぶ。
・ライフジャケットを購入するときに「浮力」を確認する。
目安は、大人は5.85~11.7キロ程度、子どもは4~5キロ程度(使用者の体格に合わせて選ぶ)
河川水難事故防止ポータルサイト
https://www.mlit.go.jp/river/kankyo/play/anzenriyou.html
水の事故を防ごう!海や川でレジャーを楽しむために知っておきたい安全対策(政府広報オンライン)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201608/1.html
荒尾市立有明医療センター「水辺の事故について」https://www.hospital.arao.kumamoto.jp/health/health_talk/health_talk45.html
2024/08/21
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