季節の変わり目 寒暖差 落雷などに注意しましょう
2023年10月1日北海道北見市の公園で落雷があり、5人がけがをして病院に搬送されました。いずれも軽傷で命に別状はないようです。
当時、公園では地元の高校の「強行遠足」という活動のゴールになっていたそうです。学校側の指導により生徒にけが人はいませんでした。急に雨が降ってきて、雷鳴がはじまったそうで、生徒たちは給水場の屋根の下に避難していたそうです。木の下も危ない事から「木から離れるように指導はされていたそうです。
季節の変わり目、急激な天候(気温)の変化が発生することがあります。
アウトドアで雷にあってしまったら
①建物や車の中に避難しましょう。
②高い木から4m以上離れましょう。木の近くにいると木に雷が落ちたときの側撃雷(木に落雷すると、その電流が幹を伝わる途中で人間に飛び移る)を受けてしまう可能性があります。地面を伝って来る可能性もあり、寝ていたり座っていたりすると、しびれたり、やけどをする可能性もあります。
◎雷が来そうだなって思ったら…。
・雷を伴う雨が降る直前には急に強めの風が吹き込んできます。それが気圧が下がって雨が来る前兆です。空を見上げ少し遠くにある雲を観察します。黒い雲で、動きが早かったら、雷雲が自分の方に来る可能性があります。遠くで地鳴りのようなゴロゴロという雷鳴がしているようなら、建物や車など丈夫な構造体に避難します。
◎避難する場所がない場合は…雷しゃがみ(しゃがみこんで姿勢を低くするようにします)
◎活動再開は…雷鳴が聞こえてから、約30分、再び雷鳴が聞こえなければ雷が去ったサインと考えてよいでしょう。アプリなどで雲の位置などを確認しながら、活動を再開しましょう。
参考
日本山岳会「登山気象・防災情報」「山で雷にあったら」避難できない場合にも備え、下記の対応例などを参照し、被害を受けない行動を心がけてください。 日本山岳会 年報 「山岳」2008年 より