送迎バス置き去り事故から1年(9月5日)
静岡県牧之原市の認定こども園で当時3歳の女の子が送迎バスに置き去りにされ重度の熱中症で死亡した事故から9月5日で1年になります。
送迎バスには新たに子どもの置き去りを防ぐための「安全装置」の設置が義務づけられました。
安全装置は「エンジンを切るとブザー音が鳴り、運転手さんは一番後ろまで来て、スイッチを押さないとブザーが消えない仕組みになっています。」エンジンを切るたびに運転手さんは必ず一度後ろまで来て子供がいないかどうか、一席ずつ目視で確認します。
ほかにも、保護者からアプリを通じて連絡を受けていて、実際の人数と漏れがないか確認するなどの対策をとっている園があるようです。
スイッチを切って戻る際のチェックも、アプリを操作するのも「人」です。
過去の事例を見ると、慣れや思い込みによるヒューマンエラーが事故の原因になっていることが多いようです。
安全装置やアプリを使う事が目的化しないように注意しなければなりません。
自然体験活動の現場でも参加者の点呼は事故防止の基本です。
このタイミングで「点呼、確認」についてスタッフの皆さんと話をしてみてください。